■描き起こし・仕上げ■
おおざっぱなシルエットを整えていきます。 これは技術的なものとは少々方向が違うので割愛させていただき、
→
だいたいこんな感じに整います。
さらにYシャツなどに対して環境光を入れます。
腰には小物を装着します。
スカートの光の部分にさらに光の強弱を
コートにも若干の光沢を付け、魔法の杖の軌跡を追加します
→ 全体にぼんやりと影も追加しました。
だいぶ絵がまとまってきたと思います。 もう一息
右端のコートのバランスを直し、うっすら輪郭線を入れます
光の軌跡をもっと流線的にし、粒子をまばらに入れます
かばんのシルエットや線の強弱など、全体的に整えていきます。
顔周辺の光の強弱を細かく描き込んで
↓↓↓↓↓
完成です(クリックで原寸大表示)
ここまでだいたい9時間ほどかかりました。 今回のやり方だと、シルエットを描きながら導き出してるので、 線から描き起こすよりも仕上げ段階でロスタイムがけっこう出てしまいます。 一般的な、線画→塗りの方が無駄な作業は少なくなると思います。 逆にラフに全体を描き上げる場合には、今回とった手順の方が早いと思います。 こういう描き方もある、ということで頭の片隅に置いてもらえると嬉しいです。
ここまでお付き合い頂きありがとうございます。 未熟者の説明で不便したとは思いますが、なにかしら皆様の参考になれたら幸いです。
デジ絵年鑑 2010 (INFOREST MOOK illustration masters)
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