1.線画を描く
絵を描くにあたって、まずどんな子を描くのかを決めます。
私は等身が高い絵を描くのが苦手なので、デフォルメでささっと描いてしまいます。 もう「これだ!」という構図があるのなら、デザインは決めないでそのまま下書きに入ります。 実際描いてみると初期のデザインからかけ離れてた、ということはよくあることです^^;
一緒に絵の構図も決めてみました。実際の大きさは縦3p×横2pくらい。 なので、上の大きさよりも小さいです。(笑) 格好や表情、おおまかな背景さえ自分で分かれば良いので、いつも構図やデザインは小さく描きます。
構図が決まったら、紙に下書き! 下書きなので、ラフ程度で大丈夫です。ただし、水色芯のシャーペンを使用します。 (水色芯は消しゴムで消えるタイプの芯がオススメ)
背景は取り込んでから描き込むので、ほとんど描いてません。 瞳、顔の輪郭、髪や服の広がり方はしっかりと描き込まないと主線が書き込みにくくなるので、ちゃんと描きます。
ペン入れは黒色芯のシャーペンを使用します。 トレス台なんて持っていないので、水色の下書きの上に直にペン入れをします。
ペン入れ終了です。ここで女の子がマロ眉じゃなくなってることに気が付きました…orz ペン入れをしながら、「ココは変だよな」と感じた場所は、消す→水色で描く→黒でなぞるで修正しました。 この時、線同士が重なり合っていても、後に修正ができるので、目一杯はみ出して勢いよく描いてしまいます。 着色を楽にするためにも、線は細かく描きます。
特に暗くなる場所(首やスカートに重なってる太もも)の部分には、線画の段階で斜線を入れておきます。
線画を取り込みます。ここはスキャナの機能をフルに活用します。 スキャンメニューの「アプリケーションから開く」を選択し、モノクロで絵をスキャンします。 すると、スキャナのアプリケーションが開き、取り込んだ絵の調節ができる画面が出てきます。 今回取り込んだ絵を選択し、「下地処理」を6にして、自分のファイルにbmp形式で保存します。
ソフトの作業画面はこんな感じです。
初期設定のままほとんど何もいじってません。
「ファイル」から「開く」を選択し、先程bmp形式で保存した絵を開きます。
絵が出てきました。 このままではサイズがとても大きい上に、白が透明ではないので下にレイヤーを重ねられません。 大きい状態での作業は、目立つ塵を消しゴムや白で消したり、主線ではみ出した部分を消す作業です。
まずはサイズを変えます。 「フィルタ」の「回転・反転」を選択、続いてその中の「拡大・縮小」を選択します。
「縦横比の固定」にチェックを入れておくと、片方を調整するだけで幅と高さが両方とも同じ比率で動いてくれるようになります。 今回は後ろのプレビューを見ながら、人物が塗りやすいサイズを選びました。 OKを押した後、で縮小したイラストを好きな大きさにトリミングします。
人物に合わせて切ってみたら、折角描いた装飾がほとんどなくなってしまったので、線画を複製して装飾だけを移動しました。
線画を透過します。
カラーウインドウで色を選びます。 主線の色になるので、なるべく濃くて暗い色にします。
「フィルタ」から「輝度->透明度」を選択します。
すると、主線の色が選択した色になり、白の部分は透明になります。
この作業は各レイヤごとに行い、全て透過し終えたら「編集」でレイヤを全て結合してしまいます。
結合したら、同じく「編集」のメニューから、「非表示領域の削除」を選択し、必要のない部分を消してしまいます。
線が薄かったので、レイヤを複製。片方のレイヤを透明度86%にして結合しました。 後、両端の空白が気になったので、トリミングで小さくしました。
これで線画の作業は終了です。
top/2.下塗り
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