お絵描きIRADUKAISAINo.579CG・イラストメイキング


■レイアウト■


ようやくキャラクターが描きあがりました。ここから用途に応じた形に仕上げます。


今回の用途はメイキング絵という形ですが、折角なので年賀はがきなどにもプリントできるような感じでレイアウトを考えていきましょう。


まず描きあがった画像を




トリミングします。




もう一声欲しいな、ということで下図のキャラを描き足しました。名前は惇兄にしようと思ったのですが、自重してしょうぐんさんにしました。眼帯の下に何が隠されているのかは僕にも分かりません。ちなみに、たとえキャラクターひとつ描くにしても世界観というのは重要です。名前はもちろん、性格、その他諸々出来るだけ細かい設定を頭の中で作り上げた分、絵に深さがでます。




背面レイアウト:キャラ絵といっても背景真っ白で余白を保てるほど強い絵ではないので、背面を飾り立てましょう。まずキャラクターのフォルダを結合し複製します。複製したレイヤーのコントラストを最大まで下げ灰色一色にします。ここで、海外のロイヤリティフリーのテクスチャサイト(CG Textures etc...)からダウンロードしてきたグランジのテクスチャを先ほど作成したキャラの複製レイヤーに乗算でクリッピングし、クリッピングしたレイヤーを結合、その後フィルタ(色相彩度・明るさコントラスト)で調整します。それをさらに複製し、色の濃さを落として、上半分をブラシ濃度を下げた消しゴムで消し、グラデーションを作ります。


この工程で以下の画像が出来上がりました。元はグランジ系のテクスチャですが、このように加工することでキラキラしているような視覚効果を生み出しました。




最後に背面レイヤーとキャラクターのレイヤーを合わせて、色味などを調整して完成です。




ここまでお付き合いしてくださった方々、どうもありがとうございました。
今回の作画工程が少しでも参考になれば、と思います。お疲れ様でした。


-おしまい-



すごいライトノベルが書ける本 〜これで万全! 創作テクニック
すごいライトノベルが書ける本



>>TOPへ戻る