お絵描きIRADUKAIPhotoshopNo.600CG・イラストメイキング


描き込み1

次はこのラフに描き込みを行います。
描き込み、といってもラフをさらに細かくしていくという作業です。
自分の場合は【画面を荒くする→整える】を繰り返して
画面の中に「どうなっているのかわからない箇所」を作るように心がけています。

水面はこういう手順で進めていきます。



繰り返していくうちにこんな感じになりました。
画像ではさらに色を細かくするために
@
【自動選択ツールを使って色をそこらの色を選択】
A
【イメージ→色調補正→明るさ・コントラストor色相・彩度orカラーバランス】
B
【別の色を自動選択ツールで・・・・
といった感じを繰り返しています。





拡大するとこんな感じです。
ノイズだらけになります。


次に岩への描き込みを行います。
ここは純粋に描き込みです。ちまちまやっていきます。
使うのはスポイトツールとペン、不透明度の調整くらいです。
下にひいている色をスポイトでなるべくたくさんの色を拾いながら描きます。
(岩に飽きたら水にいったり、気分で変えていきます)



描いている最中に、これは使えそうだとひらめいたのでテクスチャを使いました。
自分は日本画を大学で学んでいたのですが、日本画では「揉み紙」という技法があります。
画面にわざとシワの後を残す技法です。
硬いモチーフを描くときなどに質感を与えることが出来るので便利なのです。

白い紙を手で揉んでスキャンしてPhotoshopの【編集→パターンを定義】で登録できます。




登録したテクスチャはこちら↑(使っていただいて構いません)
使用したら以下のような感じになります。中間色が一気に増えます。



自分でも「おーいい感じ!」とテンションが上がりました。
(こういう方法でモチベーションを保ちます)

しかしいくらテクスチャって便利!となってもそのままほったらかしにしては
安っぽくなってしまうのでほどほどにします。

ちゃんとテクスチャの上からも手を加えます。


次に岩の後ろ(紅葉の木々)への描き込みを行います。
Photoshop
のブラシで【散布】にチェックを入れ丸筆でポンポンと色を置いていきます。


カラーバランスをいじりながら彩度をあげます。
(この時木々の彩度にあわせて岩にも黄色の反射を加えました。)
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