■手前のエフェクト作成
人物と背景の描写が大体出来たので、ラフのまま放置していたお絵かき娘のお絵かき部分・キラキラの描写をしていきます。
レイヤ―を発光・加算モードに設定し、水彩筆で女の子が持っている筆から搭の下に向かって螺旋上にひかりの筋道・空の地球儀の線、星座、雪を描いていきます。
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光のエフェクトの作成
女の子の筆が描写したあとをキラキラさせたかったので、いつも使用しているちょっとアナログ感のある光のエフェクトをクリップスタジオのデコレーションブラシに登録をして使用したいと思います。
■【CLIP STUDIO PAINT PRO】のデコレーションブラシ設定方法はこちらから
登録したパターンブラシで光の軌道を描写していきます。
画面を見ながらその他のエフェクトも追加していきます(飛ぶ紙の描写)
エフェクトも大体描け、画面全体が完成系に近づいてきましたので、次はこの雰囲気の精度を整えて行く、色調補正と仕上げ作業です。
■色調補正/仕上げ
ここで手前の建物にも魚眼パースにあわせた勢いがほしかったので、自由変形(Ctrl+T)を用いて上部をひっぱり下部の縮めを何度か繰り返し、魚眼に近い形に変形をさせました。
(Altを押しながら変形したいアンカーポイントをクリックし広げたり縮めたりします。)
■色調補正
まとめて色調補正します。
新規レイヤ―を作成し、オーバーレイモードで濃くしたい箇所をさらに濃くし、明るくしたい箇所を明るく加工します。
また、色見などが単調と感じた場所、少しぽわっとした表現を加えたい箇所にソフトライトモードで色見を加えて行きます。(青い箇所を暗くし、赤い箇所を明るくしてメリハリをつけました。)
色調補正でなっとくいくまで補正をかけ(今回の場合は魅せたいところである画面中央のまわりとの距離感、まわりの建物、少女の描く放物線の光を見せたかったので、それらが目立つように画面の明暗を強めました。)全てのレイヤ―を結合し、その上に新規レイヤーを作成し、描き込んでいきます。
また、この結合作業の際、自分で同じ画面でずっと色調補正をしてると目が慣れ過ぎて今一どれがよいかわからなくなってくるので、もし可能であったらこの段階などに知り合いの人とかにもいくつかパターンなど見てもらったりしてから結合するとよいかもしれません。
ひとまずこれで完成です。
制作時間:キャプチャ・文章作業含めて5日間(描画10時間ぐらい?)
総レイヤ―数:121枚
って感じです。久しぶりに趣味全開の絵描けてすごい楽しかったです。
文章を描くのは大の苦手なので稚拙な説明になってしまったかもしれませんが、
何か少しでも得られるものがありましたら幸いです。
お疲れ様でした。ここまでご覧いただきまして有難うございました。 |