<< 着色前の下準備 >>
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着色する前に、まずはブラシの内容から見てみましょう。
僕が使いやすいという事で、毎回下図の設定で着色しています。
(デフォルトの設定でも十分塗れますが、参考程度に自分の設定を載せておきます。)
下図で赤い矢印が指している【コントロール】をクリックし【ブラシコントロールの表示】を選択して下さい。
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準備が出来ましたら、早速線画に下準備としての着色を施します。
水彩ツールを選択し僕は比較的濃い茶色を選び(個人の好みの濃さでOKです)
線画を塗っていきます。
この時、線画の中に茶色を綺麗に塗るのではなく
線画からワザと大きくハミ出すように塗っていきます。
何故、このような事をするかというと
着色時に塗り残しがないかを確認しやすくする為です。
ちなみに、今の内にお伝えしますが作業工程の中で
レイヤーという言葉が一切出てきません。
どうしてかと言いますと単純にレイヤーを使用しない塗りだからです。
それと、これが一番重要なのですが
下塗りの茶色を乗せてから作業工程の【完成】にいくまでの間、保存形式は『RIFF』のみで保存します。
RIFFという保存形式はペインター独自のもので、どういったものかと言えば
水彩で着色した物を保存するにあたって【乾燥】という事をしないと保存できないのですが
RIFFの場合は【乾燥】をしないでも保存できる形式なのです。
これにより、いつでも上塗りできる水彩の状態を維持しつつ保存できるので非常に便利です。
もちろんRIFFとは言え、保存前に乾燥させてしまえば他の保存形式と同じになってしまうので注意が必要です。
また【乾燥】については最後の作業工程である【完成】で出てきますので
ここでは、「そういう機能があるんだ〜」くらいに思って頂ければと思います。
そんなわけで、線画に茶色を塗れましたら
次の工程へ移ります。
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