お絵描きIRADUKAIPhotoshopNo.536CG・イラストメイキング


5.背景の塗り〜後編


@空を塗る

空を塗ります。ベースはかなり黒っぽい青色です。
まず下から上に向かって↑↑こういう感じで↑↑薄い緑でグラデーションを入れます。上が暗く下が明るいのは最もよくある空のパターンですね。
空1



薄めの青で雲を描きます。星で見えなくなる予定なのですごく適当です。
そして右上から、月の光っぽいイメージで薄い黄色のグラデーションを入れます。この作業はグラデーションツールでパッとやってしまいます。
空2



次に星を描きます。新しいレイヤーを作り、レイヤーモードを「覆い焼き」にします。レイヤーをダブルクリックしてレイヤースタイルの画面を開き、透明シェイプレイヤーのチェックボックスをOFFにします。覆い焼きモードのレイヤーを作成した時は必ずこの作業をします。
こうすると覆い焼きが美しく輝きます。何故かはわからないのでヘルプなどを参照していただけると……
ちなみに覆い焼きモードのレイヤーはマスク化して塗ると美しく輝かないので、マスク化せずに透明なレイヤーに直接色を塗っています。
空塗り3   星1
星を一粒ずつ描くのは大変なので、今回は右図のようなブラシを使います。フリーブラシをDLできるサイトで見つけました。
このブラシを使い、先ほど作った覆い焼きレイヤーに、白系の色で星を描いていきます。描いていくと言ってもブラシが優秀なので、ブラシを適当にポンポン置くだけでいい感じの星空が出来上がります。
ですがこれだけだと少し寂しいので、



更に覆い焼きレイヤーを作り、右図のような少し星の粒が大きめのブラシで星を描き足していきます。
空4   星ブラシ2



更に更に覆い焼きレイヤーを作り、右図のようなブラシで星の塊?を、主に右上のほうに描き足します。
空5   星ブラシ3
これでかなり派手な星空になったような気がするのでひとまず空は完成です。こんなに明るい空なんて有り得ないような気がしますが気にしません。



A水面を塗る
次は水面です。まず水面になる部分を適当な青で塗ります。
水だから後ろの背景が透けて見えるだろうという事で、レイヤーの不透明度を60%くらいにしてみました。こうする事で下の壁などがうっすら透けて見えるような気がします。
水面1



奥の方にあたる左側部分に濃い青を置きます。
水面2



上から新しいレイヤーを作ってレイヤーモードを「オーバーレイ」にし、白っぽい色で波紋を描いていきます。海の写真なんかでよくある模様ですね。といっても割りと適当です。
水面3



上で描いた波紋の下に新しいレイヤーを作り、レイヤーモードを「覆い焼き」にします。適当なブラシ(今回は一つ前の章で壁を描く際に使ったフリーブラシを使いました)で手前の方に色を置いて水面を明るくします。色は……薄めの色ならなんでもいいと思います。
水面4



ちょっと手前の明るさにパンチが足らないような気がしたので、一番上に覆い焼きレイヤーを作成して、白っぽい色で波紋を足します。
さっきから覆い焼きを使いすぎているような気がしますが気にしないふりをします。
水面5



微妙に物足りないので、3つ上で描いた波紋レイヤーの下にレイヤーを作り、黒っぽい色で影をつけてみました。イメージとしては水が少し波打ってる……感じなのですが、なんとなくイマイチです。でもこのあたりは最後に上から加工を施すと見えなくなる予定なのでこれでよしとします。
水面6



青一色だと少し寂しかったので最後に赤い花びらを足してみました。
水面7
これで水面は完成という事にします。

このように手順を画像で並べてみると短時間で描けそうですが、実際は波の波紋を描く色や上に乗せる色や乗せる範囲など、色々なものを試行錯誤しつつ描いたり消したりしているのでそれなりに時間が掛かっています。
と言いますか水面に限らず絵を描く時は大抵、描いては消して別の方法を試して……を繰り返しているのでかなり時間が掛かってしまいます。このあたりの時間をもっと短縮できたらいいなぁと思ってはいるのですがなかなか難しいです……


そして最後に右側の植物などを塗り、とりあえずこれでキャラと背景を大体塗り終えました。
とり完


ですがこのままだとちょっと画面が寂しいので、最後に上から色々描き足してみます。



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