お絵描きIRADUKAIPhotoshopNo.536CG・イラストメイキング


6.仕上げ


@上から描き足す

まず新しいレイヤーを作り、レイヤーモードを「覆い焼き」にして、薄い黄色でキャラの頭や膝など最も光が当たっている(と思われる)場所に色を置きます。
仕上げ1仕上げ2
覆い焼きは光っているような効果を簡単に出せるので便利ですが、使いすぎるとギラギラとうるさい絵になってしまうので注意しましょう。
お前が言うなですね('∀`)申し訳ございませんでした。



次に、ファンタジーの風景なんかでよくある?水面から光の粒が柱状に浮き上がっているような効果を出したかったので、新しく覆い焼きレイヤーを作り、丸いブラシで柱状に粒々を描きます。
仕上げ3



画面に派手さが足りないような気がしたので、ピンクの花びらを描き足してみました。この辺はわりと行き当たりばったりで、その瞬間に思いついたものを描き足したりしています。
仕上げ4



次にレイヤーウィンドウの一番下にある「調整レイヤーを新規作成」ボタンを押して、カラーバランスレイヤーを作ります。
カラーバランス

画面はこんな感じです。カラーバランスはスライダを動かした方の色合いに画面の色を変えられる調整レイヤーです。
今回は画面の光源に近い部分を更に黄色っぽくしたかったので、スライダをイエロー寄りにスライドさせました。でもわりと適当です。普段は画面を見ながらいい感じの色になるようにスライダをあれこれいじっています。
一度カラーバランスレイヤーのマスク(赤矢印)を黒で塗りつぶしてから、白で黄色くしたい範囲を塗ります。今回は絵の右上あたりと下半分を塗ってみました。
仕上げ5
大仰な説明を延々としてしまいましたが、実際は大して変わっていないので半分自己満足の世界です。



最後に、少し明るさが物足りなかったので、オーバーレイモードのレイヤーを一枚作り、右上に薄い黄色を置いて明るくします。これも見た目は大して変わっていませんがまあよしとします。
仕上げ6



そして今回こういった六角形のブラシ
六角形ブラシ
をフリーブラシのサイトで入手して嬉しかったので、試しがてらちょっと無駄に使ってみます。このブラシで画面全体に白系の色をポンポン色を乗せて(殆ど見えませんが)、



完成
完成です。(画像クリックで拡大)



というわけで長ったらしいメイキングをここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました&お疲れ様でした!
講座というよりただの作業工程になってしまいましたが、基本的に絵を描く時は割りと行き当たりばったりで、且つ途中で色を変更したり色々試行錯誤しながら描いています。
ちなみに今回の作業時間は、何日かに分けて描いていたので正確には覚えていないのですが、十数時間くらいかかっていると?思います。マスク塗りなのでレイヤーは170枚以上になってしまいました……


一枚の絵をある程度時間をかけて描いていると途中で投げ出したくなる事もありますが、好きな音楽を聴いたり少し休憩をとったりして気分転換をしながら描くとよいかもしれません。


絵の上達にはたくさん描く事が大切ですが、一枚の絵をあれこれ悩みながら時間をかけてしっかりと仕上げるのも効果的だと思います。
試行錯誤した時間は経験となってきっと次の絵に生かされると思いますし、それを繰り返すうちに経験値がたまってゆき、自分の中で「ここはこうすれば見栄えがよくなる」というセオリーのようなものが出来て、絵を描くスピードアップにも繋がると思います。
ただしそれだけで描いていると、その内いつも同じパターンの絵しか描けなくなって自分の中で絵を描く事がマンネリ化してしまう場合もあるので、定期的に色々な人の絵を見て研究し、新しい塗り方などを取り入れるのもよいのではないでしょうか。などと偉そうに大口叩いてしまいましたが、最終的には絵は楽しければそれでいいじゃない!という事でまとめたいと思います!それではここまで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました!



キャラクターをつくろう!Photoshop Elements漫画テクニック (キャラクターをつくろう!)
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