塗り(近景)
人物に近いものから塗っていきます。
まずは木ですね。
人物のときと同じようにレイヤ分けをして、
「エアーブラシ」でベース色を置いたら、
「鉛筆」でどんどん進めていきます。塗るというよりは、描く感じで。
特に木の幹なんかはゴツゴツしているので、あえてペンタッチを残していくほうが質感が出ます。
周りに対して幹の色が濃すぎたので、色調補正でちょっと薄くしました。
葉っぱも描いていきます。
木の根元にも草のようなサンゴのような不思議植物を描いておきます。
次に、木とは180度違う質感の、クリスタルのオブジェを塗っていきます。
木とは違い、なるべくペンタッチは残さないように注意しつつ…。
モチーフの中に四角や三角などをリズム良く配置すると、透明感のある質感になります。
モノに光沢があればあるほど、近くにあるものを、鏡のように反射し映し出しますよね。
ですので、周囲の色(ここでは、着物の青色や帯のピンク)も若干入れると、光沢感が出ます。
最も光らせたい部分には、上から加算レイヤでハイライトを入れ、クリスタルのオブジェの出来上がりです。
水面の反射光は、鉛筆ツールで不定形な円をゆらゆら〜っと描いたあと、「指先」でぼかしていくと
それっぽくなります。このとき、場所によってぼかしに強弱をつけると、より水面のゆらぎっぷりが表現できます。
※ちなみにコレは「水面」の描き方ではないです。
廊下の天井部分に、巨大な水槽があって、その反射光が廊下に写っている…という設定なんですね。
紛らわしくてすみません。水面自体を描く場合はもっとずっと大変です…。
質感と、立体感に注意しつつ、あとはもう根気良く塗っていくだけです。
ひとまずここまで塗り終わりました。
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