塗り-背景
*街並み編*

遠景は何となく青の中でもブルー寄りのベースを敷きました
 ブルーだけだと浮くので手前の緑よりの色もスポイト
明るい部分をぽつぽつ描いた後、隣に影っぽい暗い色を添えていく、の繰り返し


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 簡単に言うと前項目の色作成表の方法で作った色で△、□を適当に組み合わせて「街並み」っぽく 見せてるだけです。 遠くの建物ほど描き込みと明暗差は控え目にしてシルエットだけにとどめておきましょう。
*自転車編*
最もコントラストが高い部分の一つ。 金属製の固さを出すためにハイライトは「鉛筆」で乗せる事が多いです。 ハイライトが正しく入っていると非常にらしく見えやすいです。
描写の仕方自体は街並みと余り変わらないのですが、もう少し正確さが求められます。 実物を参考にしたりして根気よくこつこつ。

※三枚目の白い矢印について 自転車のようなモチーフはついついそのものばかり描いてしまいがちですが、背景との 関係にも気を付けながら塗る事が重要です。 特に今回の絵の場合後ろの建物が遠くにあり空間が抜けているので。
矢印部分などを見ると分かると思うのですが、ハイライトの隣には暗い色、 暗い色の隣にはそれより明るい色、と意識的に対比を付けて距離感を表現しています。
*影編*

影は陰影が強い今回の絵において目立つ部分ではありますが、かけている時間はそれほど長く ありません。 1.物に対する影の角度(1枚目の矢印の関係)をきちんと設定する。 2.明るい部分は彩度が高めで影は彩度が低い 3.床の部分など平らな場所の影のグラデーションはやや丁寧に(ぼかしツールを使用しました) この3つを気を付けているとかなりそれらしくなると思います。
*全体像*
塗り作業は部分部分というより下塗りの延長で全体を見ながらやって行くわけですが、 建物、自転車、影は画面上で目立つ部分ですので重点的に説明しました。 この三点が描ければ他も特に難しい事は無いと思います。
ちなみに全体像はこんな風に進行しています。参考までに。




次の項目ではキャラの塗りについて集中的に説明したいと思います。
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