お絵描きIRADUKAIPhotoshopNo.568CG・イラストメイキング


■色調補正(仕上げ)
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最後の仕上げ、色調補正です。
この作業によって、コントラストや色味を調整します。
やるのとやらないのとでは大違いです。
こだわりがあるわけでないなら覚えておいて損はないはずです。



この作業で私が使うのは、下書きの時にも使用したトーンカーブです。
新規調整レイヤーでトーンカーブレイヤーを作ってやりましょう。

さて、このトーンカーブってのは何なのかという話ですが、それを簡単に説明していきます。
しかし、まぁ不備もあると思いますので、詳しく知りたい方はググってください。
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さて、では画像を使って説明していきます。

チャンネルがレッドの場合で説明させて頂きます。
チャンネルがレッドなので、主に赤色に関して調整することになります。
ここで、この斜めの直線の中央をクリックしてポインタをつくってやり、それをある程度上の方にひっぱってやりましょう。


するとこうなります。
全体的に赤みがかった色になりましたね。
ではこの真ん中のポインタを下にひっぱってみましょう。


今度は青緑がかった色になりました。
こうなったのは赤色の成分が抜け、緑と青の色が強調されたためです。
このように、上にひっぱってやるとチャンネルで指定した色の成分が強まり、下にひっぱってやると逆に弱まります。
チャンネルがRGBの場合は、全体の色になりますので、単純にコントラストの調整になりますね。


つまりトーンカーブというのは、この曲線をいじる事によって色を調整するツールです。
最初は慣れないと思いますが、ある程度使ってみればなんとなく使えるようになると思います。
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とはいえ、やはりどのように曲線をいじればいいのかサッパリな方もいると思いますので、そういう方は

この画像の位置にポインタを置いて、この3つを基本形にしていじってみるとわかりやすいと思います。
必要に応じてポインタを増やしていき、色々試してみてください。

また、複数のトーンカーブレイヤーを重ねてかけて色を調整するのもやりやすいかもしれませんね。
私は今回2つのトーンカーブレイヤーを重ねがけて色を調整しました。

そうしてトーンカーブにより色を調整したものがこちらです。

変更前よりもコントラストが強くなり、赤みがかった雰囲気のある色調になったと思います。

そして、より雰囲気を出すために、上下のキャンパスサイズを大きくし、そこに黒をベタ塗りし、
映画のワンシーンのように加工して完成です。



とまぁ、こんな感じです。
正確な作業時間はわかりませんが、日数でいえば1週間ちょっとでしょうか。
私自身未だ不慣れであり、このぐらいの時間がかかりましたが、この描き方はもっと作業時間を短縮できる
可能性を持っていると思っています。
自身の画力を持って全てを表現しようとすることは大事ですが、ちょっとソフトウェアに頼っても良いものになりますよ。
というわけで、お付き合い頂きありがとうございました。



Photoshop Elements 9 スーパーリファレンス for Windows&Macintosh



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