■その2<線画>
<線画を描く際の心構え>
線画の作業です。 線画は最終的な完成度に大きくかかわる部分なのでコーヒーでも入れて一服してから一気に集中してやりましょう。 また、線画の際に綺麗な線を引くためには姿勢も大事です。 背筋をのばして深呼吸、呼吸を止めたら一気に引きましょう。 「デジタルだから何度ミスっても平気」などという甘い考えは頭のすみに捨て置いて、一筆入魂の心構えが大事です!
<線画>
まず線画を描く前に準備を済ませます。 1、先ほど描いたラフを出来るだけ少ないレイヤー数にまとめる。 2、ラフの上に1枚新規レイヤーを作り白で塗りつぶす。 3、真っ白いレイヤーの不透明度を少し下げる(80%くらいを目安に)
ラフの枚数が1枚まで絞り込める時なんかは直接そのレイヤーの不透明度を下げればいいんですが 複数枚になると面倒なので自分はこうしています。 ↓
次に線画含め大体の作業で自分が使っているブラシの説明をします。 ただ自分はあまりブラシのカスタマイズとかは詳しくないので詳細は他の方の講座にお任せします。 自分が線画を描く時によく使うのが「平筆」です。 「通常の円形」よりもエッジが立っててGペン的な入れと抜きが再現できるのが好きで使っています。
次にSAIの素敵機能手ブレ補正の設定です。 これがあれば寒さに凍えて手がプルプルしてても綺麗な線が引けます。 自分はかなり強めに、S1あたりを目安に使っています。 ↓
線画で大事なのは「線の勢い」です。 なのでハミ出そうが多少ラフの線から脱線しようが、納得のいく綺麗な線が引けたらOKです。 ハミ出しなんかは後からいくらでも修正出来ます。
あと線画を描いてる最中はキャンバスを回転させたり左右反転させるくせをつけましょう。 人間の身体の構造上、どうしても線を引きにくい角度というのは存在するので 回転や反転を駆使して常に引きやすい角度を保ちます。 ↓
こんな感じで線画完成です。 ちなみにSAIにはペン入れツールという素敵機能もありますが、線の勢いが無くなる気がする ので自分は使いません。
次は下塗りです。
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