お絵描きIRADUKAISAINo.583CG・イラストメイキング


■遠景を描く■


奥の背景を描いていきます。

レイヤーを一番下に作り
ラフで描いた線が気に入らなかったので
新たに色の濃淡だけで建物のラフを描きます。
1色でシルエットだけ描く場合もあります。





ラフレイヤーの上に新規レイヤーをつくり
そこに奥の背景を仕上げていきます。

線のラフの時は、透明度を下げその下にレイヤーを作って
描いてましたが、塗りのラフの場合は
上にレイヤーを作り、ラフをつぶす感じで描いていきます。


建物を描くコツで、簡単に言うと直方体や立方体を描いて
そこに窓や装飾部分を描けば結構それらしくなります。
あとは資料などを見て参考にしつつ、オリジナル感を加えることによって
ファンタジーな世界観を出すことができると思います。




遠くに感じさせるように、光が当たって
少しぼかしがかかるように見せるため
テクスチャをオーバーレイで2枚重ねてみました。
(今回の絵に使ったテクスチャは、先ほど紹介した1種類だけです)




最遠景は、ラフの段階でテクスチャをかけ統合します。



そしてこの色合いを保ちつつ、スポイト(Alt)で
色を拾っていきながら建物を描いていきます。

慣れたらこっちのほうが時間短縮になると思います。





空いた空間は全部空にしようかと思ったのですが
ちょっと空きすぎてしまったので、さらに最最遠景を描きます。
ぼやけた感じにしたいので、できるだけ薄い色を選んで
塗りだけで立体を描いて建物っぽい形を描いていきます。




空は、まず平筆を使い青のグラデーションを描いて




ぼかしツールで色の境目をぼかしていきます。




雲は、まず筆でラフを描きます。
白だけじゃなく、雲の影になる色も混ぜておくといいと思います。




筆のサイズを小さくし、ブラシ濃度を50%くらいに下げます。
スポイトで周りの色を拾いながら
外郭をぼかす感じに形を整えていきます。
(葉っぱの周りをチョボチョボと描いていった間隔で)

さらに明るい色を足すともっと厚みが出てくるかもしれません。



次は、より自然な雰囲気を出すためのモブや植物を描いていきます。

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