■遠景を描く■
奥の背景を描いていきます。
レイヤーを一番下に作り ラフで描いた線が気に入らなかったので 新たに色の濃淡だけで建物のラフを描きます。 1色でシルエットだけ描く場合もあります。
ラフレイヤーの上に新規レイヤーをつくり そこに奥の背景を仕上げていきます。
線のラフの時は、透明度を下げその下にレイヤーを作って 描いてましたが、塗りのラフの場合は 上にレイヤーを作り、ラフをつぶす感じで描いていきます。
建物を描くコツで、簡単に言うと直方体や立方体を描いて そこに窓や装飾部分を描けば結構それらしくなります。 あとは資料などを見て参考にしつつ、オリジナル感を加えることによって ファンタジーな世界観を出すことができると思います。
遠くに感じさせるように、光が当たって 少しぼかしがかかるように見せるため テクスチャをオーバーレイで2枚重ねてみました。 (今回の絵に使ったテクスチャは、先ほど紹介した1種類だけです)
最遠景は、ラフの段階でテクスチャをかけ統合します。
そしてこの色合いを保ちつつ、スポイト(Alt)で 色を拾っていきながら建物を描いていきます。
慣れたらこっちのほうが時間短縮になると思います。
空いた空間は全部空にしようかと思ったのですが ちょっと空きすぎてしまったので、さらに最最遠景を描きます。 ぼやけた感じにしたいので、できるだけ薄い色を選んで 塗りだけで立体を描いて建物っぽい形を描いていきます。
空は、まず平筆を使い青のグラデーションを描いて
ぼかしツールで色の境目をぼかしていきます。
雲は、まず筆でラフを描きます。 白だけじゃなく、雲の影になる色も混ぜておくといいと思います。
筆のサイズを小さくし、ブラシ濃度を50%くらいに下げます。 スポイトで周りの色を拾いながら 外郭をぼかす感じに形を整えていきます。 (葉っぱの周りをチョボチョボと描いていった間隔で)
さらに明るい色を足すともっと厚みが出てくるかもしれません。
次は、より自然な雰囲気を出すためのモブや植物を描いていきます。
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