お絵描きIRADUKAIAzPainterNo.607CG・イラストメイキング


塗り(人物)


■肌

肌の塗り方から説明していきます。





下塗りの色にグラデーションをかけます。その後白目を描きます。



グラデーションの設定です。



グラデーションは円塗りつぶし、細かい部分はペン2の濃度を下げて塗ります。
自由線は画面全体が塗られるので、加工に使うことが多いです。

肌色はいつもパレットに保存しておいてます。

下塗りの色が出来たら、下塗りの上に乗算モードのレイヤーを作り、
影を入れていきます。影の色は彩度低めです。






乗算で塗った部分ではみ出した部分はアルファ操作で
消すことが出来ます。(フィルター→アルファ操作→他のレイヤとの操作)



乗算レイヤーを指定した状態で、対象レイヤーは下塗りのレイヤーにします。
操作は「対象レイヤの値を掛ける」にします。



これではみ出しを消せます!
アルファ操作は影以外にもかなり重宝してます。




影のレイヤーをαマスクにして、はみ出しが出ないようにしてから
はじめに入れた影より薄い色をのせて、軽いグラデーションにします。
そのあと細かい部分の影を描きます。




ペン2で濃度を下げて塗ってます。ペンサイズが小さいほど濃度も低くします。




影を塗り終わったらレイヤーを結合、αマスクにしてスポイトで色をとりながら修正します。
肌完成…!!! ・・でもなんだか、のっぺらーとしすぎな気もします。ペラ紙みたいです;;



なので、上からもう一枚乗算レイヤーを重ねました。そのあと影の濃度を下げます。





■髪

先ほどの塗り方の手順とあまり変わりません。





下塗りにグラデーションをかけます。今回の絵は頭の上に服が被さっているので、
上を暗めにしました。あとは結び目部分や毛先を少し明るくします。
肌の周りをグラデーション機能で肌色を足したら下塗り終了です!


(影)
乗算で影を付け。 α操作ではみ出し消し。



髪の房を分けるように薄い色をのせます。はじめの影付けのときにも
髪のまとまりを意識してます。




髪の房ごとにペンで軽いグラデーションをつけます。




濃いめの色で少しくっきりとした影をつけます。
ここで少しずつ立体感が出た気がします。




下塗りレイヤーと影レイヤーを結合して、αマスク、
修正で完成です。



■服

一色ではなく、柄の付いたものの塗り方の説明をしていきます。




柄を通常か乗算か通常で描いた後、乗算レイヤーを増やしグラデーションをつけ、
影をつけます。柄の付いたものを描く場合は、下塗り+影グラデーション+影の
3枚のレイヤーを使います。




影を塗り込みます。影はスポイトでとった色から作っていますが、
下地が白のときは灰色より少し赤みを足してます。
柄が付いたものは結合してから修正はしません。そうするとかなり面倒です;
結合前に影を丁寧に描いておきます。












他も同じように塗っていきます。
下塗り⇒下塗りにグラデーションをかける⇒乗算で影付け⇒はみ出し消し(アルファ操作)
⇒(αマスク)薄い色の影をのせる⇒(α)濃い色で影をつける
⇒レイヤーを結合してペン2で修正する
大体この手順で色を塗っていきます。
塗り終わったら色塗り用のレイヤーは1つに結合しておきます。



■影の作り方

下塗りの色をスポイトでとって値を変えます。
Hは色自体が変わるのでいじりません。SとVの値を変えます。
薄い影は彩度を低めて、濃い影は彩度を上げます。



黄色など濁りやすい色は影の彩度は高くします。逆に緑や赤は彩度は低めです。
灰色に下塗りの色を足すイメージで作ってます。




上に被っている服の中は別に描く予定だったので、今の時点で何も描き足してません。


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