お絵描きIRADUKAI
SAI
No.608
CG・イラストメイキング
5.仕上げ
いよいよ仕上げていきます。
発光レイヤーや陰影レイヤーなど、いろいろな合成モードのレイヤーを重ねて、
全体の色味や雰囲気を調節していきます。
水彩筆を使って、軽いタッチでぽんぽんと色をのせます。
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発光レイヤーを作り、オレンジで強めに光を入れました。
A
全体的に明るいかんじになってしまったので、
陰影レイヤーをつくりランプの光があたらない部分を中心にグレーをのせました。
B
オーバーレイレイヤーにピンクや水色、オレンジをうっすら入れて色味を増やしました。
C
影になる部分にスクリーンレイヤーで水色を足しました。
それぞれのレイヤーを通常モードで表示してみました。
こんなかんじの色を使っています。
だいぶ雰囲気が変わりました。
イメージしていた雰囲気に近づいたので、画像を統合します。
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手直ししたい部分を直接描きこんだり、線をなじませたりと手を加えます。
レースに模様を入れてみました。暗いところは、線画を潰してもやっとさせました。
また、太ももの色をなめらかな質感になるようぼかしました。
発光で顔のパーツの線画をかなりとばしてしまったので、
線画をなぞるようにうっすら濃い色を入れて補正しました。
近い色のものが並んでいるので、境界をくっきりさせました。爪も塗りました。
ここまでで塗りの作業が終わりました。
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今回はすこし古びた雰囲気を出したいと思ったので、最後に
[画材効果]
→
[用紙質感]
で水彩2を選択。
一見すると大きな変化はありませんが、拡大してみるとわかりやすいです。
個人的に用紙質感は水彩2と画用紙がお気に入りです。
ちょっとだけアナログっぽい雰囲気が出るといいなと思いながら完成です。
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました!
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<<塗り(背景)
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