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4.塗り(背景)
続いて背景を塗っていきます。
人物を塗ったときと同じ筆を使っています。
背景もパーツごとに塗っていきますが、工程はどのパーツもだいたい同じです。
ベースレイヤーに直接色をのせて、描き込んでいきます。
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@大まかに影をつけます。
A色を足します。ベースの色をスポイトで拾って、混ぜながら塗るとまとまりが出る気がします。
B細かく塗っていきます。各パーツの端に明るい色を入れて境界が埋もれないようにしました。
Aの工程までは、表示倍率を下げて、全体を見ながら塗ることを意識しました。
一部を拡大したものです。
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家具など直線的な形状のものは、光と影をくっきりと塗ります。
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びんはツヤと透け感を意識して塗ります。
人物より遠くにある設定なので、細かく描き込みすぎないようにします。
色が単調に感じたときは、近くの別のパーツの色を拾って、目立ちすぎない程度に混ぜてます。
上のソファを見ていただくと、本の青色や靴のピンクが混ざっているのがわかるかと思います。
混色は楽しくて大好きなのですが、やりすぎて濁った汚い色にしてしまうことも多いです…
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背景をひととおり塗ったあたりで、なんだか画面が寂しく感じてきました。
植物を描き足してみることにしました。
途中で新たになにか描き足すときは、いちばん上に通常レイヤーを作り、
線を描かずに直接描いていきます。厚塗りのようなかんじです。
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まずシルエットを決めて、大まかに色をつけたあと、細かく描き込みます。
植物は手前にある葉や花をしっかり丁寧に描き込んでおけば、
奥にあるものはかなり適当に描いてもそれっぽくなるので、手間をかけずにボリュームが出せます。
この要領でどんどん描いていくと、
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こうなりました。
描いてる途中で楽しくなってきて若干ごちゃごちゃさせすぎた感は否めませんが、
このまま仕上げの工程に進みます。
[画像を統合]でレイヤーを1枚にまとめておきます。
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<<塗り(人物) 仕上げ>> |
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