構想・ラフ・下描き
それでは制作の解説に入ろうと思います。
初めに何を描くかを後でブレないようにしっかり決めておきます。
普段は二次創作を中心に制作していますが、
今回はオリジナルなのでキャラクターの設定なども考えていきます。
キャラクター構想
自分の中にある「何となくこういうのを描きたい」を引き出す作業です。
とりあえずアニメの設定画のようにグリグリとキャラクターを描いていきます。
最近見たアニメや漫画から自分の好きなエッセンスを盛り込みます。
キャラが完成すると背景やポージングも個性に合わせるよう意識できます。
ショートカットキーの設定
「さぁ描くぞ!」という前にショートカットキーを設定しておくと作業がスムーズになります。
特にラフなど、描いては消してを繰り返す作業になる場合は鉛筆と消しゴムを設定しておけば
作業が早く進みます。
よく使うツールなどは率先してショートカットに設定しておきましょう。
ショートカット設定しておくと便利な機能として「描画色の切り替え」があります。
初心者の方には少々わかりづらいかと思われるのは「透明色切り替え」ですが、
要は「丁度今使っているブラシ設定の消しゴムに切り替わる」というものです。
水彩塗りの時など、重宝するポイントは少なくありません。
ラフ
大体イメージが固まってきたらラフ作業に入ります。
僕は作業のすべてをデジタルで行うのでラフもSAIで作成します。
サイズ:B5(257×182(mm))
SAIのデフォルトの鉛筆でガリガリと。
アタリなどは顔の楕円と十字くらいで、キャラクターの配置が分かる程度を
目安にして作業します。
ラフが描けたら、ラフレイヤーの上に新しいレイヤーを作って下書きをしますが、
ラフと下描きの線がはっきり見分けがつくように、ラフの線の色を変えます。
【線の色の変え方】
@ラフのレイヤーの「不透明度保護」にチェックを入れる。
・こうすることで同じレイヤー中なら描いた部分だけを塗ることができるようになります。
A大きいブラシで全体をまんべんなく青色を塗る。
下描き
●続いて下描きに入ります。
ラフよりも形が分かりやすくなるように作業を進めます。
この場合「レイヤー3」がラフ、「レイヤー5」が下描きとなります。
ラフの不透明度を25%にして下描きを描いていきます。
ブラシ設定は↑の通りですが、こちらは後に出てくる塗りの作業でも活躍します。
あまりいい例ではありませんが、僕はアタリをあまり描かずに
(特に理由があるわけではありませんが)作業します。
今回もすぐに顔から描き始めてます;
まるでラフのような下描き…。
画面下の部分はほとんどどのようになっているか分かりませんが、
作業としてはここで完了です。
ここから下塗りの作業に入ります。
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