お絵描きIRADUKAIBBSNo.539CG・イラストメイキング


■ 4.清書1(マスク/逆マスクの使い方) ■



□ 4−1.清書の手順 □

 ◆ 清書では、下書きの線の上からなぞるようにして線を引いていきます。

   以下の2つの作業を行います。

   ・・・ 下書きの線の色を変える
   ・・・ レイヤー1に清書する

   まずは下書きの線の色を薄い色に変更し、上から線をなぞりやすくします。
   そのためには「四角」と「逆マスク」という機能を使います。




□ 4−2.四角ツールとパレット □

 ◆ 「四角」を選択してキャンバス上でドラッグすると、
   指定した色で塗りつぶされた四角形を描くことができます。

  

  

   赤と青の四角形を描きました。

 ◆ 四角で塗った色は、パレットの色を使っています。
   色のついている正方形をクリックして選択します。

  

   パレットから色を選択した状態で、RGBの数字をドラッグして色を変えると、
   パレットの色も同じ色に変わります。

  

   また、パレットの別の部分で右クリックすると、
   その部分の色を選択している色に変えられます。

  

 ◆ パレットではなくキャンバスから色を選択することもできます。
   キャンバス上の色を取り出したい部分で右クリックします。

  




□ 4−3.マスク/逆マスク □

 ◆ 「逆マスク」はある色の部分だけを描画の対象にできる機能です。
   逆にある色の部分だけを描画の対象にしない場合は「マスク」を使います。

   ここは説明するよりやってみた方が分かりやすいので、下書きで実験してみます。

   まずはマスク機能を使います。

  

   このように「通常」となっていた部分をクリックして「マスク」にすると・・・

  

   鉛筆、四角などで下書きの上から塗りつぶしても、下書きの線は消えません。
   これは下書きの線の色である「R0 B0 G0(黒)」の部分が描画の対象になっていないからです。

 ◆ 次に逆マスクを使います。

  

   「マスク」の部分をもう一度クリックすると「逆マスク」になります。すると・・・

  

   先程と同じように鉛筆、四角で上から塗りつぶしたのですが、
   今度は逆に下書きの線の色だけが変わりました。
   これは下書きの線の色である「R0 B0 G0(黒)」の部分だけが描画の対象になっているからです。

   このように、「マスク/逆マスク」は「ある色の部分だけを変えたくない/変えたい」という場合に
   役に立つ機能です。

 ◆ マスク/逆マスクの対象となる色を変えたい場合は、まず変えたい色を選択します。
   次にマスク/逆マスクのアイコン上で右クリックすると、対象が選択中の色に切り替わります。

  

   これにより、今度は切り替えられた色がマスク/逆マスクの対象になります。




□ 4−4.下書きの線の色を変える □

 ◆ それでは下書きの線の色を変更してみましょう。
   下書きの線の色(黒)を「逆マスク」し、「四角」で下書きを塗りつぶします。

  

   下書きの線だけが四角で塗りつぶした色になりました。

   次に下書きの上から清書の線を描きます。



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