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2 塗り@
塗る順番は特にないので、
全体的に気になるところから気分で手をつけていきます。
主に使うのは初期設定の鉛筆、エアブラシ(にじみ&ノイズ 80%)、ぼかし、筆です。
◆筆◆
丸筆ということ以外特にこだわりはありません。
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【背景の塗りレイヤー】と【人物の塗りレイヤー】と【乗算レイヤー】の3枚を結合し、
そこに直接描き込んでいきます。(ここからは塗りレイヤーとよびます)
ついでに背景、人物の2枚あった線レイヤーも結合です。
つまり今は線レイヤーと塗りレイヤーのふたつがある状態です。
先ほど乗算で大雑把な影をつけたので、それを元に細かく塗っていきます。
少し彩度の高さが気になったので、塗りレイヤーの色合いをいじって落ち着いた雰囲気にしてみます。
少し灰色っぽくなりました。
ちょっと地味で味気ない感じですが、最終的にオーバーレイなどで調整をして鮮やかにするので
ここでは色味を抑えておいた方があとで全体的に色調のまとまった画面にしやすくなります。
この先もたびたびこの作業をします。
あとはスポイトで色を拾いながらひたすら描き込んでいきます。
◆脚の描き方 ◆
1,まずはぺったりと下地を塗ります。
2,光る部分に、明るい色をエアブラシで一回スーっと乗せます。
3,そのフチを今度はぼかしでなじませます。(こまめにやらずに一回でスッとやるときれいにできます。)
4,すこし小さいブラシで反射光をかき入れたら完成。
◆布◆
1,基本の下地を塗ります。
2,1より少し濃い色で影をくっきり入れます。
3,2で塗った影の内側を、少し薄く彩度の低い色でささっと塗ります。
このとき全体に塗ってしまわないよう、2で塗った濃い色をある程度残しておきます。
樹なども同じで、濃く影を塗ってから中を薄い色で塗っています。
顔や脚など表面がなめらかなものはエアブラシやぼかしでなめらかに描くようにしていますが、ほかのものは大抵
境界をぼかさずくっきり描いていきます。
また、質感により使うブラシも変えています。
人物は肌以外基本筆で、樹や石などゴワゴワとした質感のものはにじみ&ノイズのエアブラシを使用しています。
◆レース◆
こういった細かい部分は正確に細かくではなく、単純にぱっと見てそれらしく描けていればOKです。
凝り過ぎると大変ですし、そこだけ浮いて見えてしまいます。
そして線画がなくても形がわかるくらいまで描けたら、塗りレイヤーと線レイヤーを結合します。
これで描き込むレイヤーは1枚になりました。
そして気になる箇所の変更がしやすくなりました。
実はさきほどから足の長さがちょっと気になっていたので、その部分を選択し、変形をして直してみます。
変形すると穴が開いて下の白い部分が見えてしまうので、
下にレイヤーをつくり馴染むような色をささっと塗って穴を塞ぎ、結合します。
最初にアタリをとったはずなのにおかしなところが結構たくさんあるので、
このように見つけ次第直していきます。
◆樹◆
ここで使用しているのはエアブラシのみです。
まずは根の形をざっくりと簡単に描きます。
次に外の色を拾って中へ引っ張ってくるイメージで樹のスジを描きます。
最後に整えて完成です。(一番右の図のように、中の色を拾って内側からザクザクとした線を描くようなイメージです。)
◆石◆
1,光の当たる部分に明るい色をおきます。
2,それよりすこし暗い色で石の上の面を描きます。
3,○の色をスポイトでとり、なんとなく円を描くように形を整えます。
4,これだけでは寂しいので、さいごに草やキノコを生やして賑やかにします。
◆クリスタル◆
くっきりとした線にしたいので、鉛筆を使い明るい色で形をります。次にそれより少し暗い色で中を塗ります。
他の透明なものも基本的にこの描き方で描いています。
最初と比べて暗く植物の多い森っぽくなってきました。描き込むにつれてだんだんと雰囲気が変わっていきます。
このような感じでどんどん描き進めていきます。
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