|
3 塗りA
ここでは前のページに書かなかった顔と服についてと、塗るときの簡単なルールを少々説明させて頂きます。
部分ごと一気に進めるわけではありませんが、分かりやすいようまとめて説明していきます。
◇・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・◇
◆顔◆
まずはざっと塗り、エアブラシで光の当たる部分に明るい色をのせます。
次に光っている部分以外をぼかしでなめらかにし、やわらかな質感を出します。
彩度を下げました。
そして線と塗りレイヤーを結合した後、元の線をつぶすように塗りこんでいきます。
ただ線を全部潰してしまうと境界が分からなくなりぼんやりした絵になってしまうので、
新しく丁寧な線をつくりながら整えます。 この段階で大抵顔が変わってしまいます…
髪の毛は基本筆を使用しています。
◆照り返し◆
ものを立体的に見せたいとき欠かせない要素が、この照り返し です。
@が下地、Aが影、Bが照り返しをいれてみた状態です。サッと入れるだけでそれらしく見えると思います。
この場合は、影で使った色の彩度を少し下げた色で照り返しをいれてみました。
ただ、このように周りにあるものによって色が変わるため、そこも考えながら描く必要があります。
まあそれらしく見えればいいのでそこはだいたい感覚でやってます。
ちなみに前のページで脚を描いたときにいれた照り返しは、水や草の青緑を意識したつもりです。
<例>
◆色に強弱をつける◆
メインの部分以外はあまり目立たないように、背景の色となじませながら描いていきます。
画面にメリハリをつけられスッキリしますし、同時に遠近感をだすこともできます。
描き込んでしまったあとの場合は、近くの色を拾ってエアブラシで2、3回ぽんぽんとたたいてなじませます。
◆服◆
←はまだ線があるときにある程度色を塗った状態、
→は線と塗りレイヤーを結合後、彩度を下げて塗りこんだ状態です。
シワは布が曲がるところに多く 、ピンと張ってる部分は少なめです。
さきほど照り返しについて説明したので、服の部分の光をざっくり色分けしてみました。
オレンジで塗ったほうが太陽(光源)からの光、青で塗ったほうが照り返しのつもりです。
主にオレンジ部分は上方から、青部分は下方から光が来ているように意識して塗りました。
また胸の布は透けてる素材という設定なので、オレンジも青も被ってない赤の斜線部分(右図)のみ、
下の服が透けているように描いてみました。
◇・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・◇
<< 戻る 次へ >> |
|
|
|