下地塗り
とりあえず描画色をグレーにします。 ブラシサイズは14〜20の筆で行います。
下地塗りをする時は、パーツ毎に分けた線画の下にどんどんレイヤーを追加してさらにパーツ毎に塗り分けていきます。 全部細かく分けるのではなく、色・階層・隣接しているか否かに応じて纏められるものは纏めます。 基本的に同じレイヤーに塗るのものは隣接していないパーツが前提ですが、隣接してても同じレイヤーに塗る場合があります。(小物等)
無駄にレイヤー数を増やしたくないだけなので、あまり細かい事は考えません。
インコレイヤーの下に二枚新しいレイヤーを作り、クチバシと足・頭〜胴体に分けて塗ります。
次に髪レイヤーの下に一枚新しいレイヤーを作り、髪を塗っていきます。 隙間ができないように周りの部分だけ塗ります。
はみ出さないように気を付けますが、多少のはみ出しは気にしません。
こんな感じ。
とりあえず残してある部分を塗り潰すには、マジックワンドのツールを使います。 「線で囲まれた部分(曖昧)」を選択。
塗り残した部分をクリックして選択します。 範囲選択された部分は青く表示されます。
「レイヤーを塗り潰す」を使います。 個人的にはInsertキーにショートカット割り当てしています。
それでも細かく塗り残しがあるので、筆で塗り潰します。
線画をきっちり描くなら最初からマジックワンドを使った方が楽だと思います。
次は服を塗ります。
服レイヤーの下に数枚、新しいレイヤーを作ります。 足りなければその都度足します。
服を塗った状態。 レイヤーは以下のように分かれてます。
・金属類 ・リボン・ブーツのバンドみたいな部分 ・ベスト・ブーツ ・シャツ ・ズボン・靴底
同じ階層ならば上(手前)に来るものから塗っていきますが、細かいことは考えません。
目レイヤーの下に一枚新しいレイヤーを作り、目と宝石を塗ります。
※宝石類は目と同じレイヤーに塗る事が多いです。ただし、髪より上(前)の階層に来る場合は一番上に装飾品類のレイヤーを作って塗ります。
大体このような要領で下地塗りを進めます。
肌を塗った状態。
ギターと椅子を塗った状態。。
背景も適当に分けながら塗ります。
背景1は大体こんな感じに分けます。
・紙の上の置物 ・紙・本(手前) ・絨毯 ・壁1 ・壁2 ・壁3 ・床1 ・床2 ・本棚1 ・本 ・時計(外側と針)・ブックエンド ・時計(文字盤) ・本棚の奥 ・手すり1 ・手すり2 ・床3 ・床4
背景2はかなりどうでもいい感じに描いてあるので、かなりどうでもいい感じに塗り分けます。
・葉 ・木の幹 ・土っぽい部分 ・道と建物 ・空
とりあえず全部グレーになりました。
グレーで塗り分けたレイヤーをそれぞれ下地色に変えていくには、「レイヤーを塗り潰す」を使っていきます。
一番上のレイヤーから、 「透明部分の保護」にチェックを入れつつ塗り潰しします。
隣接していない異なるパーツが同じレイヤー上にある場合は、どちらかの下地色で塗り潰しした後に、違う色の部分を筆か鉛筆で直接塗ります。
上にあるレイヤーから順に色を変えていくとこうなります。 一度塗った色が気に入らない時は、Ctrl+Uで「色相・彩度」を呼び出して適当な色に変えます。
これで下地塗りは終わりです。
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